委員長 飯島 尋子 兵庫医科大学 消化器内科 日本消化器病学会近畿支部では、生涯にわたりプロフェッショナルとして使命感を持ち、次世代の指導的役割を担う医師を育成するために、男女が共同しキャリアを継続し向上できるように支援することを目的として、女性医師・若手医師キャリア支援委員会を設置致しました。
キャリア支援はそれぞれの異なる立場を尊重し、性別・領域に関わらず進める必要があると思っております。学会としての視点から課題を整理し、若い世代のキャリア形成の夢が叶えられるよう活動していきたいと思います。今後は、SNSを用いた情報発信も考慮し、消化器病学に興味を持って頂けるような活動を考えております。新専門医制度下におけるキャリア形成やスムーズな資格取得は、若手医師や増加する女性医師においても重要な課題の一つです。Specialistとしての深い専門性とgeneralityを有する医師の育成に少しでも貢献できますよう力を尽くしてまいります。 |
氏名 | 所属 | |
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支部長 | 吉治 仁志 | 奈良県立医科大学消化器内科学講座(消化器・代謝内科) |
委員長 | 飯島 尋子 | 兵庫医科大学 消化器内科 |
オブザーバー | 安藤 朗 | 滋賀医科大学医学部 消化器内科 |
オブザーバー | 伊藤 義人 | 京都府立医科大学 消化器内科学 |
オブザーバー | 竹原 徹郎 | 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 |
副委員 | 赤羽 たけみ | 奈良県立医科大学 消化器・代謝内科 |
委員 | 貝田 佐知子 | 滋賀医科大学 外科学講座(消化器・乳腺・小児・一般外科) |
委員 | 北村 陽子 | 市立奈良病院 消化器肝臓病センター 消化器内科 |
委員 | 竹山 宜典 | 近畿大学医学部 外科 肝胆膵部門 |
委員 | 田中 聡司 | 国立病院機構大阪医療センター 消化器内科 |
委員 | 辻 直子 | 近畿大学医学部 消化器内科 |
委員 | 根引 浩子 | 大阪市立総合医療センター 消化器内科 |
委員 | 廣野 誠子 | 兵庫医科大学 肝胆膵外科 |
委員 | 前川 陽子 | (独)国立病院機構神戸医療センター |
委員 | 村山 洋子 | 市立伊丹病院 消化器内科 |
委員 | 森岡 千惠 | 奈良県西和医療センター 消化器内科 |
委員 | 山口 誓子 | 大阪市立十三市民病院 消化器内科 |
委員 | 山田 涼子 | 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 |
委員 | 横山 陽子 | 兵庫医科大学 消化器内科 |
ワーキング | 井上 健 | 京都府立医科大学消化器内科 |
ワーキング | 甲斐 優吾 | 大阪国際がんセンター 肝胆膵内科 |
ワーキング | 梶原 真理子 | 市立福知山市民病院 消化器内科 |
ワーキング | 鷹尾 まど佳 | 神戸大学医学部附属病院 消化器内科 |
ワーキング | 髙田 さゆり | 阪和住吉総合病院 内科 |
ワーキング | 髙田 良司 | 大阪国際がんセンター 肝胆膵内科 |
ワーキング | 俵 誠一 | 大阪急性期・総合医療センター 消化器内科 |
ワーキング | 中村 久美子 | 兵庫医科大学 消化器内科学 |
ワーキング | 野﨑 泰俊 | 関西労災病院 消化器内科 |
ワーキング | 細見 英里子 | 神戸市立医療センター西市民病院 消化器内科 |
(50音順)
支部長 吉治 仁志 奈良県立医科大学消化器内科学講座(消化器・代謝内科) 女性医師は様々なライフイベントのため多くの時間を必要とすることもあり、それぞれのライフサイクルに合わせたキャリアアップ形成が必要となります。近畿支部では女性医師が各分野でキャリアを積んで、診療、教育、研究の場で活躍して頂けるように積極的にサポートしたいと考えています。 また、内科の細分化が多くの大学で進んでいることもあり、若手医師が緊急処置などの多い消化器領域を敬遠する傾向にあるという声も聞かれます。消化器領域の面白さを初期研修医・医学生に知ってもらい、若手医師のキャリア形成を近畿支部としてサポートできるように会員の先生方のご助言を頂ければ幸いです。 |
副委員 赤羽 たけみ 奈良県立医科大学 消化器・代謝内科 私は、奈良県立医科大学 消化器・代謝内科に入局し、大学院修了後、結婚、出産を経て、子連れで米国に留学、帰国後は関連病院に勤務し、現在奈良医大消化器・代謝内科に所属しています。男女関係なく、仕事と家庭の両立やキャリア形成は、自分が思い描いたようにいかないことが多いと思います。これまでの自身の経験から、若手医師や女性医師のキャリア形成や働きやすい環境づくりなどにお役に立てることができればと願っています。委員の先生方と楽しい有意義な企画を考えますので、男女・年齢問わず会員の皆様、ご参加よろしくお願いいたします。 |
委員 貝田 佐知子 滋賀医科大学 外科学講座 上部消化管外科 高校時代から外科医になりたいと夢を持ち、母校滋賀医科大学外科学講座に入局しました。3年目から恵佑会札幌病院、10年目から虎の門病院で食道胃外科を学ばせていただき、13年目から母校で上部消化管外科手術全般に携わり、17年目でロボット支援下胃切除術を導入しました。研究では東京大学大学院でドラッグデリバリーを学び、薬剤を創出する難しさとやりがいを知りました。「デバイスは多くあれど手術はひとつ」をモットーに最適な手術を行うことを心掛けています。
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委員 北村 陽子 市立奈良病院 消化器肝臓病センター 消化器内科 消化器内科医が扱う疾患は、非常に多く、夜間緊急で処置が必要な疾患もたくさんあります。そのため、当直のみでなく夜間休日のオンコールの対応も必要です。
ライフワークバランスの重要性が取り上げられる今日、男女関係なく、仕事と家庭の両立・キャリア形成には、多忙な科だからこそ、学会および病院の就業・再研修・出産/育児などの支援が必要だと思っています。また男女共に、多様性を認める意識改革を行っていく必要があると考えます。微力ではありますが、性別や年齢関係なく生き生きと仕事ができる環境を作るお手伝いができれば幸いです。 |
委員 竹山 宜典 近畿大学外科 肝胆膵部門 私の肝胆膵外科医として38年のキャリアの中で、常に女性外科医は先輩または後輩として頼もしい存在であり、現在も我々の外科医局には7名の女性医師が活躍しています。女性医師支援の問題は医師全体の働き方改革の一環として捉えるべきで、今後とも消化器科医という職業選択が両性にとって魅力的選択肢であり続ける方向性を模索することが重要であると考えています。
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委員 田中 聡司 独立行政法人国立病院機構大阪医療センター 消化器内科 大阪医療センターの田中聡司と申します。普段は肝疾患を中心に診療を行う傍ら、主に医師3-5年目の若手医師の教育に尽力し、如何に効率良く医学的知識を身につけることが出来るかを追究しております。この経験がライフイベント経験中医師のサポートに役立つのではないかと思っていた折に本委員会へお誘い頂きました。ばりばりと働いている先生方そして頑張りたくてもなかなか思うようにいかず困難さを感じられている先生方を含め皆がキャリアアップを継続できるよう貢献できればと思います。よろしくお願いいたします。
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委員 辻 直子 近畿大学医学部 消化器内科 私が卒業した頃は内視鏡は女人禁制に近く,しかも大半が大学研修の時代に市民病院で研修したため,その後はいばらの道でしたが,転々とした勤務先では人に恵まれ,最終的に研修医時代の上司であった工藤教授に拾って頂き今に至っています.現在,近大消内には多くの女性医師が入局し,のびのびと成長,内視鏡は上手で教授のご尽力もあり子育てをしながらでも研究や学位取得をしています.私も微力ながら若手医師の教育に奮闘する毎日です.
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委員 根引 浩子 大阪市立総合医療センター 消化器内科 2001年にDavid Graham教授のご提案で日本消化器病学会女性医師研究者の会が発足した時にたまたま居合わせた関係で世話人となり,2019年から日本消化器病学会キャリア支援委員会の委員をさせていただいております.今回日本消化器病学会近畿支部キャリア支援委員会の委員を拝命いたしました.消化器病の領域で活動する医師が,性別・年齢・立場による区別なく,様々なライフイベントが弊害にならないように,多様性に応じた活躍ができるようサポートするお手伝いができれば幸いです.
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委員 廣野 誠子 兵庫医科大学 肝胆膵外科 和歌山県立医科大学外科学第2講座で肝胆膵外科を専門にしています廣野誠子と申します。この度、日本消化器病学会近畿支部 女性医師・若手医師キャリア支援の会 委員に承認していただきました。飯島尋子委員長のご指導のもと、女性医師ならびに若手医師の先生方のキャリアアップに貢献できるよう、精一杯頑張りますので、よろしくお願いいたします。
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委員 村山 洋子 市立伊丹病院 消化器内科 医局長・消化器内科主任部長 ITの目覚ましい進歩(AIやWeb活用など)やコロナ禍の影響により、大きく社会環境も変わる中、医療においても大きな変革の時代を迎えています。このような状況の中、消化器病学を志す女性医師のみならず若手医師が、高い志を持ちながら生き生きと活躍し、消化器病学の発展と社会に貢献できるようなキャリア支援体制の実現に 少しでも貢献できるよう、皆さんと一緒に活動していきたいと思います。 |
委員 森岡 千惠 奈良県西和医療センター 消化器内科 現在の勤務先では、研修医や女性医師も多く、男性医師にも育児に積極的に参加する方もいて、それぞれの家庭や職場の立場を尊重する業務体制の構築が求められています。働き方改革という大きな波が押し寄せるなかで、お互いを尊重しつつ、共に学び共に高めあい、結果として医療の質の向上につながる体制が必要と考えています。微力ではありますが、そのお手伝いができることをうれしく思います。よろしくお願い申し上げます。 |
委員 山口 誓子 地方独立行政法人大阪市民病院機構 大阪市立十三市民病院 消化器内科副部長 兼 栄養部長 これまで約30年間、消化器内科医として日々の診療に従事してきましたが、周囲を見渡すとやはり男性医師の方が多く、女性医師がキャリアを継続することのむつかしさを感じてきました。医療に真摯に取り組んでおられるすべての先生方がキャリアを形成し、継続することができるようなシステムが構築されますように、女性医師・若手医師キャリア支援委員会の発展に微力ながらお役に立てれば幸いです。 |
委員 山田 涼子 大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学 大阪大学消化器内科の山田涼子です。現在、肝疾患を中心に診療を行っております。若い先生方を指導する機会も多いため、女性医師・若手医師キャリア支援委員会の一員として若手医師のサポートに関われることをとても光栄に思っております。消化器内科医として目指す像はそれぞれ違うと思いますが、若い先生方が能力をじゅうぶんに発揮してキャリアを継続するお手伝いができればと思います。よろしくお願いいたします。 |
委員 横山 陽子 兵庫医科大学 消化器内科 兵庫医科大学で炎症性腸疾患の診療と研究をしています。気づけば20年近くなり、その過程で多くの先生方から色々なことを学び、また同じ目標をもった仲間と出会い、掛け替えのない時をともに過ごしてきました。今では炎症性腸疾患と向き合うことが大切な生活の一部になっています。若手医師の先生方や女性医師の先生方が生き生きと仕事ができる毎日が過ごせるよう応援しています。まだまだ未熟なので、これまでご指導頂いた先生方に感謝を忘れず、皆様と一緒に頑張っていきたいと思います。
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ワーキング 井上 健 京都府立医科大学消化器内科 京都府立医科大学消化器内科にて内視鏡診断・治療を中心に勤務をしております。昨今の社会状況において、今までの枠組みでは対応出来ないことが益々増えていくでしょう。性別、年齢、社会的な立場、家庭など取り巻く環境の違いを超え、全ての医師が自分の力を発揮できるような職場環境、社会環境を整えていくことが何よりも大切だと感じております。時代、社会の変化を意識してベストの仕組みを目指して本会の取り組みに精進させていただきます。よろしくお願いします。 |
ワーキング 甲斐 優吾 大阪国際がんセンター 肝胆膵内科 大阪国際がんセンター 肝胆膵内科の甲斐と申します。JCHO大阪病院での初期・後期研修後、大阪大学消化器内科にて大学院を卒業させていただき、大阪警察病院勤務を経て、現在は大阪国際がんセンターで主に胆膵疾患の診断と治療に携わらせていただいております。男性医師の立場で、また肝胆膵内科医の視点から、若手医師・女性医師のキャリア支援に貢献できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 |
ワーキング 梶原 真理子 市立福知山市民病院 消化器内科 京都府立医科大学消化器内科大学院にてIBD領域の勉強をさせていただき、その後市立福知山市民病院で勤務しています。消化器内科は多くの臓器・疾患を診療する科であり、魅力あふれる診療科です。医師を取り巻く職場環境や勤務形態、ライフプランは多様化してきており、キャリア形成の選択肢も増えてきている一方で、相談するべきかどうかすわからず悩まれる先生もいらっしゃると思います。すべての医師が存分に力を発揮できるよう、微力ながら精進して参りますのでよろしくお願いいたします。
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ワーキング 鷹尾 まど佳 神戸大学医学部附属病院 消化器内科 神戸大学消化器内科の鷹尾と申します。仕事と育児・家庭の両立に日々悩みながらも、家族や周囲の先生方の理解とサポートに支えられ仕事を継続しております。消化器内科は臨床と研究と共にとてもやりがいのある領域です。また、下部消化管内視鏡検査においては女性医師の需要が高まってきており、女性が活躍できる場も今後より増えていくものと思われます。女性医師が仕事を継続してく上では様々な課題もあるかと思います。より多くの女性医師・若手医師がいきいきと活躍できるよう、微力ながらお役に立てれば幸いです。 |
ワーキング 髙田 さゆり 阪和住吉総合病院 内科 2011年高知大学医学部を卒業、大阪市立大学 肝胆膵内科へ入局しました。医師になって10年が経とうとしています。その間に大学院進学、2度の出産を経験しました。医師としての自分のキャリアと、母親としての生活とに、なんとか折り合いをつけながら、あっという間に時間がたつ毎日です。女性医師が(男性医師も!)妊娠・出産・子育てや、自身や家族の病気などといったライフイベントにも、諦めずにキャリアを形成することができますように。微力ながら一助になればうれしいです。 |
ワーキング 髙田 良司 大阪国際がんセンター 肝胆膵内科 私は現在、胆膵領域の悪性腫瘍に対する薬物療法やERCP・EUS関連の内視鏡を行っています。専門領域を突き詰めて行うことによって得られる知識や技術もありますが、一方で医療のみならず社会や生活に対する幅広い視点は医師にとっても非常に重要です。様々な立場で様々な視点を持つことを尊重し合い、それぞれのキャリアアップにつなげていくことができるようになっていければと思います。私自身も道半ばではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。 |
ワーキング 俵 誠一 大阪急性期・総合医療センター 消化器内科 大阪急性期・総合医療センター消化器内科の俵誠一と申します。肝胆膵疾患を中心に診療しています。職場環境、ライフイベントは千差万別で、キャリア形成への影響も様々かと思います。自助努力に頼るのではなく、勤務形態の多様化に対応し、サポートを受けやすい環境とシステム作りが、キャリアの形成と継続に必要であると感じております。微力ながらお役に立てるよう尽力して参りますので、どうぞよろしくお願い致します。 |
ワーキング 中村 久美子 協立病院 内科 兵庫医大消化器内科に入局し、関連病院での勤務、大学院を経て、現在協立病院で勤務しております。消化器病は多彩な領域のたくさんの先生が携わっています。医師としてのライフスタイルやライフプランも人それぞれですが、悩んでおられる先生もいらっしゃるかと思います。この会を通じて、男女問わず若手医師のキャリア支援に少しでもお役に立てればいいなと考えております。また、消化器病に携わる先生方の交流の場となれば幸いです。 |
ワーキング 野﨑 泰俊 関西労災病院 消化器内科 関西労災病院 消化器内科の野﨑と申します。平成20年卒で、大阪急性期・総合医療センター、大阪大学医学部附属病院、大阪大学医学系研究科大学院生を経て現職に至りました。
現在一児の父として少ないながらも、家事にも取り組んでいるところです。これまでの経験をもとに女性医師、若手医師のキャリア形成の一助となれるような活動に参加させて頂けることを嬉しく思います。宜しくお願い致します。
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ワーキング 細見 英里子 神戸市立医療センター西市民病院 消化器内科 母校の大学病院にて初期研修から勤務し、消化管・肝胆膵疾患を学び、ESD治療の技術を磨いてきました。大学院では消化管ホルモンや脳腸相関についての基礎研究を行い、国内外の学会でその成果を発表することにより、貴重な示唆や知見を得てきました。現在はこれまでの経験や知識を活かし、神戸市立医療センター西市民病院で臨床に携わりながら若手医師のスキルアップサポートにも励んでいます。各々の多様な立場を尊重したキャリア支援に貢献できるよう尽力して参りますので、よろしくお願い致します。
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2018年9月29日 第109回例会
日本消化器病学会近畿支部女性医師の会アンケート結果報告
2020年10月3日 第113回例会
めざせ!消化器病マスター~我ら消化器新撰組~抄録の書き方
講師 建石 良介 東京大学医学部附属病院 消化器内科
(IDとPW(認証)のお問い合わせ先は近畿支部事務局 (jsgkinki@naramed-u.ac.jp) までお問い合わせください。)
2023年1月21日 第118回例会
日本消化器病学会近畿支部女性医師の会アンケート結果報告